近年、ストーナー界隈で「しっかり効果がある!」「体感が強力!」と話題を集めているカンナビノイドCBDM。電子タバコリキッドを中心に様々なプロダクトが販売されていますが、どのような成分なのでしょうか?
本記事では、カンナビノイドCBDMの特徴や効果、安全性についてわかりやすく解説します。構造や違法性、実際にCBDMを使用したユーザーの口コミも掲載していますので、きっと参考になると思います。
CBDMが気になっていた方、リキッドの購入を検討されていた方も、ぜひ本記事をお役立てください。
CBDMとは?カンナビノイドの特徴を解説
CBDMとはどのようなカンナビノイドなのでしょうか?カンナビノイドの中でも最もポピュラーなCBD(カンナビジオール)と名称は似ていますが、その実態は大きく異なります。
まずは構造や成り立ちについて、詳しく見ていきましょう。
CBDMは合成カンナビノイドの一種
CBDMは、CBDをメチルエーテル化して生成される合成カンナビノイドの一種です。正式名称はCannabidiol monomethylether(カンナビジオール モノメチルエーテル)と言います。
メチルエーテル化とは、メチル基(CH3-)を含む有機化合物がエーテルと反応して、新しい化合物を生成する化学反応です。
CBDMは1972年に初めて発見されましたが現在に至るまで充分に研究が進められておらず、自然界には存在しないこと以外の実態が明らかになっていません。構造や成り立ちについての資料は確認されていますが、効果に関する研究結果はごく僅かです。
現在国内で販売されているCBDMは別物の可能性が高い
CBDMは2023年頃から日本のショップ・ディスペンサリーでも販売されるようになりましたが、国内で流通しているものは本来のCBDMとは別物の可能性が高いと言われています。
一部ではTHCJD(またはTHCJD-O)を、CBDMと謳って販売されていたことも確認されているため注意が必要です。THCJDは2024年5月に指定薬物として規制されているため、所持・使用・販売等は違法となります。
そのため、CBDM製品を購入する際はCOA(成分分析表)を確認するなど、慎重に検討することが懸命です。
CBDMで得られる効果
CBDMを摂取することでどのような効果が得られるのでしょうか?先述の通り、CBDMは研究段階のカンナビノイドであるため、効果や効き目に関する情報は少ないのが現状です。
その中でも確認されている効果・効き目に関する情報を、研究の結果とともに見ていきましょう。
CBDMは抗炎症・抗アレルギー症状効果を持つ
現時点で確認されているのは、2009年の研究で発表された抗炎症・抗アレルギー症状に関する効果です。この研究ではCBDMがリポキシゲナーゼ阻害薬として機能するという結果が出ており、摂取することで炎症やアレルギー症状を抑えられる可能性が高いことが示されています。
しかし、抗炎症効果はCBDをはじめとする様々なカンナビノイドで確認されているため、CBDMを摂取する大きなメリットとは言えません。抗アレルギー効果についても1つの研究結果しか確認されていないため、エビデンスとしては不十分です。
CBDMの精神活性作用は確認されていない
CBDM自体に精神活性作用は確認されておらず、摂取することで高揚感や多幸感を得ることはできないとされています。
一部ではCBDMを摂取することで「ブリブリになった」「キマった」という口コミ・レビューも確認されていますが、プラシーボ効果もしくは先述の”CBDMを謳ったTHCJD製品”を使用した可能性が高いでしょう。
そのため、レクリエーションを期待してCBDM製品を購入することはおすすめできません。
CBDMの危険性・副作用について
原時点でCBDMの摂取による甚大な副作用等は確認されていません。しかし、過剰摂取してしまうと以下のような状態に陥る可能性があります。
- 頭痛
- 吐き気、嘔吐
- 無気力
- めまい
- ドライアイ
CBDMは安全性が認められているカンナビノイドではないため、摂取量には充分に注意する必要があります。もしも摂取して体調に異変を感じた時は、すみやかに使用を中断して医療機関へ相談するようにしましょう。
CBDMは違法?合法?
2024年9月時点、CBDMは日本国内で合法なカンナビノイドです。所持・使用・販売等をしても違法にはなりません。
しかし、今後研究が進んでいく中で危険性等が確認された場合は指定薬物として規制される可能性もありますので、CBDM製品を購入する際は最新情報をしっかりチェックしましょう。
また、”CBDMを謳ったTHCJD(またはTHCJD-O)製品”である場合は、既に規制されている成分であるため違法となります。規制対象のカンナビノイドを所持・使用・販売等をした場合の罰則は以下の通りです。
厚生労働大臣は、中枢神経系への作用を有する蓋然性が高く、人の身体に使用された場合に保健衛生上の危害が発生するおそれのある物を「指定薬物」として指定する(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第2条第15項)。指定薬物は、製造、輸入、販売、所持、使用等が禁止されている(罰則:3年以下の懲役または300万円以下の罰金。業としての場合は5年以下の懲役または500万円以下の罰金)。
引用:厚生労働省
CBDMのレビュー・口コミ
実際にCBDMを使用したユーザーのレビュー・口コミを、SNS上で調査しました。
体感は良かったものの…
結局CBDMってなんだったの?
体感は良かった
でも吸い続けるには不安が残るから無理— ⛓チェンスモ💭chainsmoke (@chainsmoke88) May 4, 2024
CBDMは怖くて手を出せない
世話なっとる一部の業者には申し訳ないがまじでCBDM買わなくて正解だった、
あれはなんか未知すぎる— ゆうたろa.k.a. Vodka5inc (@yutaro5inc0404) May 3, 2024
CBDM+THCBOのリキッドレビュー
では、スタート🕛
今回はCBDMとTHCBOというわけでヘッドへの体感はとてつもなく早かったですね〜💪🚀
1分後、速攻でヘッドハイ🦰✨
そして、視力アップ⤴️⤴️3分後、コットンマウス開始〜👄
冷やし中華の厚切りベーコン🥓の香ばしさが兎に角マンチ感で沁み渡る…5分後、ゾワゾワが首後ろから背中に走
— ヒプノシス💜ヒプノセラピー💚脳いき (@Hypnosis_ip) May 2, 2024
CBDMの中身は別の成分?
CBDMって名前で売っててこのタイミングで販売やめた業者があったら、多分そこは中身がJD-Oだと知ってて売ってたんやろなと思う。(都市伝説)
— スタジャ(あるいはマシヤ) (@_starjaxx_) May 1, 2024
まとめ:CBDMの使用・購入は自己責任で
本記事では、合成カンナビノイドCBDMの効果や体感、特徴違法性について解説しました。
CBDMはCBDをメチルエーテル化して生成される合成カンナビノイドで、発見されてから現在までまだ充分な研究が進んでいません。現時点で確認されている効果は抗炎症・抗アレルギー症状効果ですが、1つの研究結果しか確認されていない状態です。
また、現在国内でCBDMを謳ったTHCJD製品の流通が確認されているため注意が必要です。安全性・違法性を考慮するとまだCBDM製品を使用・購入するのは危険と言えるでしょう。