【2023/12/2〜違法】カンナビノイドHHCHが指定薬物の規制対象に

2023年11月21日、厚生労働省はHHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)を新たに指定薬物に加え、規制する省令を公布しました。この省令は数日間の猶予期間が設けられ、同年12月2日以降は日本国内でのHHCHの使用・所持・流通等は違法となります。

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2023年12月2日〜HHCHが違法に

HHCHは既に法律で規制されているTHC(テトラヒドロカンナビノール)と構造が似ていて、強い精神作用を生じさせるカンナビノイドです。近年、厚生労働省の指定薬物部会はTHCと似た構造を持つカンナビノイドを規制してきましたが、これまでHHCHは規制を免れていました。

しかし、HHCHを配合したエディブル(グミ)を食べた人の健康被害が相次ぐ問題を受け、2023年11月21日に規制対象とすることが発表されました。

厚生労働省:報道発表資料

HHCHを使用・所持するとどんな罰則がある?

2023年12月2日以降、HHCHを使用・所持した場合、3年以下の懲役や300万円以下の罰金などが科されることとなります。

厚生労働大臣は、中枢神経系への作用を有する蓋然性が高く、人の身体に使用された場合に保健衛生上の危害が発生するおそれのある物を「指定薬物」として指定する(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第2条第15項)。指定薬物は、製造、輸入、販売、所持、使用等が禁止されている(罰則:3年以下の懲役または300万円以下の罰金。業としての場合は5年以下の懲役または500万円以下の罰金)。

引用元

もしもまだHHCHが自宅にある、在庫を持っている場合は速やかに処分するようにしましょう。

HHCPやHHCPOも一括規制か

HHCHの規制に伴い、厚生労働省の指定薬物部会は類似成分を含んだカンナビノイド製品の流通を想定し、HHCHと構造が似たカンナビノイドを一括で規制する包括指定も検討しています。

HHCHに構造が似たカンナビノイドとしてHHCPやHHCPOがあり、近日中にこれらのサイコアクティブ系カンナビノイドも規制対象となるかもしれません。

HHCH規制発表時の人々の反応

HHCH含有製品は破棄しておこう

今回新たに指定薬物として規制されたHHCH含有製品をお持ちの方は、可能な限り早めに処分するようにしましょう。もったいなく感じてしまうかもしれませんが、所持しているだけでも罰則の対象となります。

カンナビノイド製品を嗜好されている方は、常に最新の情報をキャッチするように注意しましょう。

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著者

2019年〜CBD系のカンナビノイド製品制作を開始。オレゴン州で製品の販売や原材料の輸入・輸出事業を経て、カンナビノイド業界に携わる企業の経営サポート・コンサルティングに携わる。