タイ、年末までに嗜好用大麻を規制へ

2024年2月29日、タイ バンコクの保健相は年末までに、嗜好用大麻を規制する方針であることを発表しました。一方で医療用大麻の使用は引き続き認可される模様です。

大麻の不適切な使用が子供に悪影響を及ぼすという懸念が背景にあり、業界の急速な成長とともに大麻の新法が承認される見通しとなっています。

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嗜好用大麻規制までの流れ

タイは2018年に医療目的の大麻使用を解禁し、その後2022年には娯楽用途も解禁されました。大麻業界が急速に成長しており、来年には業界全体が1.2億ドルに達する見込みです。

しかしながら、この急激な変化に対し、政府は大麻使用を規制する新法を制定し、年末までに発効させる方針です。

政府が大麻の不適切な使用が子供に悪影響を与えると懸念しているためです。保健大臣のチョルナン・シリカウ氏は、「大麻の濫用はタイの子供たちに悪影響を及ぼし、長期的には他の薬物の使用へつながる可能性がある」と語っています。

今後の見通し

新法の草案は来月に閣議で承認され、その後議会での可決を目指します。これにより、違法な大麻店の運営は禁止され、自家栽培も抑制される見通しです。正規登録された店舗数は20,000を超えており、政府はこれらの店舗の適切な管理を行う方針です。

大麻の合法化に関するタイの新たな方針により、大麻業界に大きな変化が訪れることが予想されます。

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著者

2019年〜CBD系のカンナビノイド製品制作を開始。オレゴン州で製品の販売や原材料の輸入・輸出事業を経て、カンナビノイド業界に携わる企業の経営サポート・コンサルティングに携わる。