1日のCBDの摂取量目安、成人で最大160mgまでと発表

近年、大麻由来の製品、特にカンナビジオール(CBD)が栄養補助食品として注目されています。しかし、CBDの摂取においては安全性についてのガイダンスが重要です。本記事では、CBDの栄養補助食品としての安全な摂取量について解説します。

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CBD摂取量の目安は1日160mgまで

最新の研究によれば、健康な成人に対するCBDの摂取について、1日あたり最大160mgまでが安全とされています。この結論は、人間の臨床試験と動物モデルでの毒性研究に基づいています。

具体的には、CBDの安全な摂取に関するガイドラインを策定するために行われた研究において、肝臓への影響を評価した結果、成人に対する一日摂取許容量(ADI)の値が0.43 mg/kg-bw/d(例:70kgの大人の場合、1日30mg)と推定されました。このADlの値は、食事を含むすべての摂取源からの生涯にわたる曝露を考慮に入れています。

CBDを含む栄養補助食品は1日70mgまで

さらに、CBDを健康な成人向けに提供する栄養補助食品については、1日70mgまでの摂取が安全とされています。この上限摂取量(UL)は、動物での生殖効果に基づいて設定されています。ただし、CBDの摂取による肝臓への悪影響が懸念されない健康な成人を対象としています。

要するに、健康な成人であれば、1日あたり最大160mgのCBDを栄養補助食品として摂取しても安全であることが示されています。ただし、妊娠中、授乳中、または肝臓へのリスクがある場合は、医師と相談することが大切です。CBDの摂取に関しては、個々の健康状態やニーズを考慮し、安全に摂取することが重要です。

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著者

2019年〜CBD系のカンナビノイド製品制作を開始。オレゴン州で製品の販売や原材料の輸入・輸出事業を経て、カンナビノイド業界に携わる企業の経営サポート・コンサルティングに携わる。