「インディカ系でボディハイが強いです」「インディカ優勢のチルな体感です」
近年、カンナビノイドリキッドが人気を博している中で、このような謳い文句を耳にする機会が多くなりました。しかし、インディカとはどのようなものなのか、よく分からなくてお困りの方も多いと思います。
本記事では大麻草のインディカ種の特徴や効果、品種一覧についてご紹介します。おすすめの使用シーンについてもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
大麻品種のインディカって?
まずは大麻草のインディカ種の見た目や繁殖地についての特徴についてご紹介します。
インディカ種の特徴
インディカ種の大麻草は幅が広くて厚みのある葉を持つのが特徴的です。サティバ種と比較すると背が低く、成長サイクルも短いことも特徴的といえるでしょう。
また、インディカ種は開花時期が約6〜10週間と短いため、涼しい気候で繁殖する傾向にあります。
配合の特徴としては、大麻品種の中でも特にTHCAを多く生成する傾向です。そのため古典的定義では「インディカ=ボディハイをもたらす」とされていますが、品種と作用についての明確な相互関係は認められていません。
インディカの歴史
インディカの歴史は1785年、フランスの生物学者ジャン=バティスト・ラマルクがサティバ種とは異なる「C. indica(カンナビス・インディカ)」を発見したことから始まります。ラマルクは「C. indica」が従来のサティバ種よりも強力な酩酊作用を持つ点に注目しました。
時は流れて1974年、アメリカの生物学者リチャード・エヴァンズ・シュルテスが、アフガニスタン産の葉の幅が広くて背が低い大麻草に対して、ラマルクが提唱した「C. indica」という用語を適用。大麻草の品種を産地に結びつける定義の発端となりました。
その後、フロリダ州立大学の生物学者ローラン・クリッテンデン・アンダーソンがシュルテスの定義に倣い、アフガニスタン産の大麻草を「C. indica」インド産の大麻草を「C. sativa(カンナビス・サティバ)」と命名しました。
現代において純粋なインディカ種はほぼ皆無
近年の大麻栽培では異種交配(ハイブリッド種)が主流であり、純粋なインディカ種の大麻草をお目にかかる機会はほとんどありません。そのため、CBDショップ等の販売店が商品を分類する際は、サティバ種の要素が強いものを「インディカ寄り」「インディカ系」等と表記するのが一般的です。
インディカの効果・体感
インディカ種が定義された時点では、サティバ種との効果の違いは物理的特徴と密接に関係していました。しかし、現代の品種改良が進んだ大麻草においては、インディカ種独特の効果は明確に究明されていません。
しかし、現代のマーケットでは依然としてインディカ/サティバの効果を品種によって分類する傾向にあります。本項では、一般的なインディカ種の特徴的な効果・体感についてご紹介します。
インディカはダウナー系のチルな体感が特徴的
インディカは特にダウナー系のボディハイ(リラックス・鎮痛)が特徴的と言われています。医療の分野では主に不眠症の治療や痛みの鎮静に利用される傾向にあります。
その他のインディカの主な効果には以下のようなものがあります。
インディカの主な効果
- 不眠解消
- 鎮痛、鎮静作用
- リラックス作用
- 食欲増進(マンチ)
- ストレス解消
- 眠れない、寝ても疲れが取れない時に
- スロウでメロウな音楽をより楽しみたい時に
- 疼痛や慢性的な痛みでお困りの際に
- 食欲が湧かない時に
インディカの主な種類一覧
一口にインディカ種と言っても、多数の品種が存在します。代表的な品種の一覧は以下の通りです。
- Lavender(ラベンダー)
- Northern Lights (ノーザンライツ)
- Blue berry (ブルーベリー)
- Blue Cheese(ブルーチーズ)
- Grape Ape (グレープエイプ)
- Afghan Kush (アフガンクッシュ)
- Purple Punch (パープルパンチ)
- Granddaddy Purple (グランドダーティーパープル)
- Mazari Sharif (マザーリ シャリーフ)
- God Bud (ゴッド バッド)
- Critical Kush(クリティカルクッシュ)
- Banana Blaze(バナナブレイズ)
- Kings Fudge(キングスファッジ)
- Wonderberry(ワンダーベリー)
インディカは合法?違法?
日本国内において、現時点ではインディカ種自体が規制対象にはなっていません。
ただし、インディカ系でTHCやHHCなどの違法成分を含む製品などの場合は違法となり、罰則の対象となります。もちろん、違法成分を含まないインディカ系製品は合法で使用・所持することができます。
もしCBDリキッドやオイル、エディブルなどの購入の際に心配な方は、COA(成分分析表)等を確認して違法成分が含まれていないか確認すると安心でしょう。
大麻品種「インディカ」のまとめ
本記事では大麻草の一種であるインディカについて、特徴や一般的な効果、代表的な品種をご紹介しました。
インディカ種の見た目の特徴は、幅が広くて厚みあるの葉と背の高い茎です。成長の特徴としては開花時期が短く、涼しい気候の地域に繁殖するところでしょう。
体感としてはダウナー系のボディハイが強く、不眠改善や痛みの緩和に効果的と言われています。
インディカが気になっていた方は、ぜひ本記事を役立ててくださいね。